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コインパーキング経営における重要ファクターの一つは、駐車料金の決め方です。料金設定の仕方によって売り上げはもちろん、経営が左右されることもあります。ここでは、コインパーキングの料金の決め方や、売上アップが見込める料金設定、エリア別の料金相場などを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

コインパーキングの料金の決め方

 

コインパーキングの料金設定はどのように行えばいいのでしょうか?単純な話として、駐車料金は安くすれば集客がしやすくなりますが、安すぎると売り上げが低くなってしまいます。反対に、駐車料金を高くすれば売り上げは高くなりますが、高すぎると集客がしにくくなります。そのため、高いか安いかだけではない、様々な条件や要因を総合的に考慮した上で、売り上げを伸ばしやすい、現実的な妥当性の高い料金設定にすることが大切です。コインパーキングの料金を決める要因には、以下のようなものがあります。

  • 「場所」
  • 「時間」
  • 「相場」
  • 「利用傾向」

コインパーキングを設置する「場所」は料金設定の大きなファクターの一つです。駅チカや商業施設のすぐ近くなど、場所が少しずれるだけでも駐車場への需要は変化し、それに伴い料金も変化します。「時間」も同様です。昼間は利用が多い、夜間は少なくなるなど、駐車場への需要は時間帯によって変動します。そのため、時間帯に応じて料金を上げたり下げたり、調整する必要が出てくるでしょう。

エリアの「相場」も料金を決める要因の一つです。特に競合相手の料金相場は、適切な料金を設定する際の要因として材料視されます。同様に、駐車場利用者の「利用傾向」も料金設定のポイントです。『対象エリアの利用者は午前と夕方に集中している』『土日祝日は平日と比較して利用者が倍になる』など、対象エリアの利用者傾向によって適正料金の設定方法が変わります。

以上の点を踏まえ、実際に売上がアップするコインパーキングの適切な料金設定について解説していきます。

売上アップを期待できる料金設定とは

コインパーキングで売上が伸びる料金を設定するには、前出の“料金が決まる要因”を踏まえて、対象エリアのターゲットに合わせて柔軟に検討することが大切です。ここでは、コインパーキングの料金設定において重要なファクターとなる、「最大料金」と「時間区切り」という2つの観点から料金設定について考えていきます。

 

最大料金制とは

最大料金制とは、あらかじめ定められた時間内であれば、設定金額以上は課金されない仕組みの料金制度です。例えば、「入庫後10時間以内→1000円」といった料金案内を目にすることがありますが、これがまさに最大料金制です。

最大料金制は、20分/100円、30分/200円‥のように時間ごとに課金される単位料金(通常料金)とは異なり、一定の時間内における上限料金が定められています。駐車時間が長くなればなるほど料金がお得になるシステムであり、そのように長時間駐車を目的とするユーザーをターゲットに料金設定が行われています。

この最大料金において利益が見込める料金設定の方法は、周辺のコインパーキング(競合)よりも最大料金を安い値段にすることです。最大料金を意識する利用者は長時間駐車への需要が大きい利用者であり、こうしたターゲット層は最初から最大料金を支払うことを前提に駐車場を探しています。そのため周辺のコインパーキングよりも最大料金を安く設定しておけば、集客がしやすくなり、売上も伸ばしやすくなるというわけです。

 

時間区切りとは

時間区切りとは、駐車料金における時間単位を区切ることです。20分/100円、30分/200円、60分/300円…といった具合ですが、このように料金の時間単位を細かく区切って設定することを時間区切りといいます。コインパーキングの料金体系では最大料金制と共に、この時間区切りによる単位料金制(通常料金)が課金システムとして広く採用されています。

さて、この時間区切りに関して、売上を上げるための設定のポイントですが、ずばり、周辺のコインパーキングよりも時間単位は長めに、かつ値段は高めに設定するのがおすすめです。例えば、周辺のコインパーキングで20分/100円という設定だったら、こちらは30分/200円という設定にするのが良いでしょう。

競合より値段を高くして大丈夫か?と思われるかもしれませんが、その点は心配ありません。値段が高い分、時間単位を長めに区切って余裕を持たせていますし、値段が高いことに関しても、短時間駐車を目的とするユーザーの場合、会社の交通費が利用できるビジネスユーザーが多いなど、細かい料金の差を気にしない傾向にあるからです。

このようなターゲット層の場合は、100円程度の細かい料金の差より、むしろ駐車場の利便性の方が選ぶポイントになります。

 

エリア別!コインパーキングの料金相場

 

東京、大阪、名古屋などエリア別の料金相場は、コインパーキングの料金設定において重要な指標になります。最終的に独自の料金設定をするにしても、相場とあまりにかけ離れた値段をつけることは、適切ではないからです。相場に近いところで料金設定を検討することが、適正料金を設定するポイントになります。

では、実際に各エリアの駐車料金はどのようになっているのでしょうか。下記をご覧ください。

地域名 料金/時間
東京 600~1200円
大阪 600~1200円
愛知 300~600円
福岡 300~600円
北海道 400~600円

主要エリアのみのコインパーキングの相場表ですが、料金相場は地域ごとにバラつきがあることが分かります。最も相場が高いのは、人口も需要も土地代も高い東京や大阪などの大都市圏です。1時間あたりの駐車料金が1000円を超えることもあります。愛知、福岡、北海道などがその後に続きます。全国平均は1時間当たり400円前後といったところでしょう。

参照元:CarTrivia カートリビア(https://cartrivia.net/articles/232)

コインパーキングなら料金の値上げをしやすい?

コインパーキングは月極駐車場と比べて、料金変更自体は行いやすいビジネスといえます。なぜなら、月極駐車場の場合は、基本的に料金変更ができるのは契約更新時期になりますが、不特定多数のユーザーを相手にビジネスを行うコインパーキングの場合は、契約書に縛られることなく、随時、料金を変更して値上げができるからです。

ただし、コインパーキング経営で不用意に値上げをすることはおすすめできません。値上げは収益を上げる方法の一つではありますが、値上げにより集客力が下がってしまうケースもあり、かえって収益が悪くなる可能性もあるからです。経費の上昇や増税など、やむを得ない事情がある場合は値上げも仕方ありませんが、単に収益アップを狙っての不用意な値上げは避けたほうがいいでしょう。

どうしても値上げに踏み切る場合は、上記相場表を参考にしながら、周辺の競合コインパーキングの料金相場とのバランスを図りつつ、慎重に値上げを検討することをおすすめします。

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